※次回納期:6月下旬を予定
画像はJA11用になります。SJ30/JA71用はシャックルブッシュのサイズが異なります。
製品の仕様
フロント用:板厚6ミリ、板幅50ミリ、リーフスパン940ミリ、キャンバー68ミリ
リア用:板厚5ミリ、板幅50ミリ、リーフスパン1010ミリ、キャンバー(右)131ミリ、(左)109ミリ
増しリーフの装着位置は、フロント・リアともにメインリーフと二番リーフの間に装着します。
製品の開発コンセプトと特徴
通常の場合増しリーフは、リーフスプリング車で荷物の積載等により下がってしまった車高を元に戻すために装着されるのが一般的な考え方です。
この場合、大きな荷重に対応するために追加するリーフスプリングには板厚が厚く大きな反りを持たせたものを使用し、追加したリーフの反りでノーマルリーフを無理やりそらせて下がった車高を矯正しているものが多いので操縦性や乗り心地といった走行性能的な部分はまったく考えられていません。
弊社の増しリーフは、JA71/SJ30の操縦性能と乗り心地性能を手軽に向上させることをコンセプトとして開発しました。
JA71/SJ30のノーマルリーフスプリングの仕様や形状、機能などを研究し、なおかつ、この増しリーフが装着対象となる車輌が走行距離5万キロ以上のものとなるので、ノーマルリーフがヘタった時の状態までしっかりチェックし、これらにマッチする増しリーフを開発しました。
増しリーフを単体で補助的なものという考え方ではなく、増しリーフを追加することでノーマルリーフと一体化してリーフスプリング全体の性能を向上させるようにバネレートなどの仕様が考えられています。
そのため、追加する増しリーフは、軸重が異なる車輌の前後でそれぞれリーフの板厚とバネレートを変えて、純正品のメインリーフと自然に馴染むようにキャンバーの数値も前後左右を別々にして適正化を図りました。
また、増しリーフのスパンは、純正品のメインリーフより若干短くすることで、メインリーフを増しリーフ全体で支えることでメインリーフの負担を軽減してヘタリにくくしています。また、ワインドアップによるリーフのたわみとジャダーも防止しています。
増しリーフの先端部分には、樹脂製のサイレンサーを採用しているので、リーフ間での摩擦を減らし異音や振動の発生を防止するとともに乗り心地を向上させています。
増しリーフ装着後の性能
増しリーフの装着により車高は、およそ30ミリアップとなります。キットの強化ロングシャックルを同時に装着した場合は、およそ50ミリアップとなります。
増しリーフを装着することによりノーマルリーフのキャンバーが大きくなり、リーフスプリングとバンプストッパー間の距離が大きくなり、バンプストロークが増大することで路面からの衝撃吸収性能が向上し乗り心地がよくなります。
増しリーフを追加したリーフスプリングは、バネレートが上がり剛性が向上することでコーナリング時のロールやブレーキング時のボトムを減少させ、操縦安定性を高めてくれます。
これらの性能向上は、オンロードだけでなくオフロード走行での走破性や操縦性の向上を実現しています。
増しリーフは、車検対応品となっています。増しリーフキットで強化シャックルが含まれるものは構造変更申請に必要な強度検討書類の用意があります。
内容:フロント/リア用4枚・樹脂サイレンサー・ロングセンターボルト&ナット・シャックルブッシュ